出産初体験


  2010年4月末日
     男の子を出産しました


・・・だがしかし・・・
  無事出産だぁ~~!!やったぁ~~!!          
ってのとはちとちがってたかな

予定日は6月末日
梅雨の頃か~・・・なんてなんとなく思ってた。

  が!!!

4月のある晩、健診で産婦人科に行く予定だった前日の晩、
突然出血が!・・・
しかし能天気なあたしは、
明日病院行くし、大丈夫かな・・・なんて普通に床についてしまった。

ところが・・・
寝ようとしても、ずど~んと腰が痛い。かなり痛い。
間隔をあけて痛みがおそってくる。
今思えば、すでに陣痛てきなものがきてたんだろうなぁ・・と思う。
けど、出産予定日までまだまだあるし、とたいしてお勉強していなかったあたしは、
陣痛=おなかの痛み
と思い込んでいたもので、まさか陣痛だとは思いもせず。。。
ただただおなかの中の赤ちゃんが生きてるのかばかり気になって、
痛みに耐えながらも、おなかをけられる胎動をひたすらかぞえてた。

そしてトイレにいったとき・・・
なんだかとっても変なかんじがして、ふと下を見ると。

    ぷっっくうぅ~~。。。

やばい!!でちゃう!!
とっさに手でおさえてそのままトイレから飛び出した。

 「なんか頭みたいの出てきた~~~!!!!」

のんきに寝こけてた夫もとびおきた。そりゃそうだわな・・・
おそるおそるのぞきこんでみると、頭ではないみたい。ほっ
黄色い風船のような膜がまん丸くとびだしていた。
とりあえずあっちこっち電話して、
本来出産を予定していた助産院の方に病院を探してもらうことに。

救急車が到着したのが深夜2時半すぎ。
頭でたぁ~~!って騒ぎだしてから3時間ちかくたっていた。
とにかく怖くて怖くて・・・
自分と赤ちゃんの身になにがおこってるのかわからず、ひたすら不安だった。

なんとか無事(?)NICUのある病院に到着し、エコーでおなかの中をみてもらった。
もちろん風船のようなものは出たまんま。
 
 「赤ちゃん生きてますか?動いてるんですか?」

まっ先に先生に聞いた。

 「生きてますよ。
    たぶん破膜がでてきちゃったのかな~」

ほっとした。すんごいほっとした。
いっきに脱力して、いっきに落ち着いた。

分娩室に運ばれ、自然破水をまつことに。
かなり長いことまってもなかなか破水せず、
このままだと赤ちゃんの呼吸が苦しくなっちゃう!
てことで、針で風船を

  ばちん!!ばしゃっ!!

ものすごい破裂音。
これでやっと産めるんだぁ~・・・と思ったら・・・

 「まだ子宮口4cmしか開いてないですね~。
  もう少し様子みよっかな~」

って!まぢかぁ~・・・

しかしいつまでも待ってるとこれまた赤ちゃんが疲れちゃうので、
ってことで緊急帝王切開することに。

手術の先生とか麻酔の先生に連絡したりなんだりでまたまた待ちぼうけ。
その間にも痛みはどんどん襲ってくるし・・・
そんな状態で、麻酔やら輸血やらについての説明聞いて、
同意書に何枚も何回も署名して・・・
はいはいはいはい、ってかんじで、とにかく早くしてぇ~~!!てなかんじで字がふるえた。

ようやく手術室に運ばれ、腰に下半身麻酔をうつことに。
ところが・・・あれこれ待っている間に、陣痛の間隔がどんどん狭くなっていて、
今までの痛みよりもさらにさらに痛くって、おなかも腰も痛くって、
 
 「力いれちゃダメだよ。深呼吸深呼吸。」

ふぅん!ふぅん!コクコクとうなずき、麻酔科の先生にしがみついて深呼吸深呼吸。
なんとか麻酔をうってもらったとこに、産科の先生が。

 「あら、子宮口開いてるわね。もう少し出てきてるわね。」

    ぇぇええ~~!!!       
   じゃあ普通に下から産めたんじゃないの!?・・・

しかしどうやら、頭より先に左手が出てきてしまっているらしく、そのまま手術開始。

下半身麻酔なので、先生たちの声は全部聞こえるし、おなか開かれてる感覚もある。
いざ赤ちゃんをとりだすぞっ!てとき、

 「かなり下までいっちゃってるね・・・ちょっと押し上げて。」

    なぬ!?

ひとりがおもいっきし赤ちゃんを下から押し込んでくるのがわかる。

   ぐっ!ぐっ!ぐい!ぐい!
「もっともっと」「かなり押してるんですけど・・まだダメですか?」「まだまだ」

   ぐっ!ぐっ!ぐい!ぐい!
「まだですか?」「まだ全然とどかないよ、もっと押して!」

どんどん押し上げられ、あたしの頭は手術台からはみだしてしまっていた。

なによりも、自分の力で必死に産まれようとしていたわが子が、
無理やり中に押し戻されていることが、悲しくて切なくて胸がいっぱいになった。

そうしてなんとかこの世界にでてくることができたわが子は、
見ることもできないまま他の場所へと運ばれていった。

しばらくたってから、
保育器に入れられ、たくさんの先生や看護師さんにかこまれてわが子がやってきた。
初対面したわが子はとにかく小さくて細くて、ぐったりと横になっていた。

 「ちゃんと生きてますよ」

先生にそう言われるまで、生きているのかどうかもわからないほど弱々しかった。
おそるおそる保育器に手を入れ、そぉ~っと触ってみた。

 「あったかい・・・」

どうですか?と先生に聞かれ、そのひとことしか言えなかった。
し、そのひとことしかなかった。
その日はじめて涙があふれて、手術が終わるまでずっと泣いていた。

手術室から出ると、夫と両親が待っていて、そのまま個室に運ばれた。
まだ麻酔はきいたままで感覚はなく、
ただなぜだかみょうにテンションが高く、
手術直後にもかかわらずいろんなことを話したような気がする。
 
   
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by piyopiyo1368 | 2010-07-04 18:16 | 出産