出産当日


てんやわんやの出産がおわったのは朝の7時すぎで、
しばらくすると、NICUの先生や看護師さんたちがぞろぞろと病室に入ってきた。

出産のときに密着していた左腕と頭にひどいうっ血のあとがあること、
脳の中に小さな出血があること、
貧血がひどく、産まれてすぐに輸血したこと、

などなど、みょうに芝居がかった重々しい口調で説明された。

 「これからの2,3日が大事な時です。
      その間に特に悪化しなければ命は助かるでしょう。」

なんだかあまり実感がわかなくて・・・
つい数時間前にわが子が産まれて、触れて、

 生きてる~・・・

と思ったばかりなのに。

 ・・・てことは、助からない場合もあるってことなの?・・・

まるで人ごとみたいで頭がぼーーっとして、
 なにか聞きたいことはありますか?
先生に聞かれても、何も思いつかなかった。

その後両親と夫はNICUにいる赤ちゃんに会いに行った。

戻ってきて写真を見せてもらうと、

  黒い!細い!

うっ血してる部分が思ってたよりも大きくて、
どす黒いあざになっていた。

  宇宙人みたい・・・

頑張って産まれてきてくれたわが子を見て、
 かわいいぃ~~
とすぐには思えなくって・・・

むしろ、

 なんだかこわいなぁ。。。

それが正直、一番最初の感想だった。


その日の夜、さっそく看護師さんがおっぱいを搾ってくれた。
まだ全然おっぱいケアとかしてなかったのに、
ちゃ~んと黄色い母乳がにじみ出た。

 ほんとにあたし産んだんだなぁ~・・・

ようやく少しだけ実感できたような気がした。 

     
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by piyopiyo1368 | 2010-07-06 16:38 | 入院中